▼蟲殻形態/ハセンクト (Hathenchut)


 トリッキーな手段を多く持つ形態。 ひとつひとつの能力は強力ではないが組み合わせや戦術の内容次第で相手には非常に厄介なものとなる。

 この型に分類される大きな特徴は有毒であることが挙げられる。必殺の毒よりは麻痺など相手をじわじわと追い詰めるものが多く、恐らく彼の性格が表れているものと思われる。

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▼鎌爪型


クロシクル (Chloshicle)

「永劫の安寧を刈り取る者」

 

喰得原型:蠍を食べた毒蟲

モチーフ:蟷螂、蠍

 

 蟷螂に似た形態。多脚なので足場の悪い場所でよく使われる。決して俊敏とは言えないが、見た目に反してジャンプ力があり一気に間合いを詰めて来ることもある。

 両腕の鎌に見える部分は極端に肥大化した爪で、尾に毒を持つ。戦況次第によっては爪よりも毒のほうが脅威となり得て非常に危険である。


▼鎌爪型/卜占式


クロシクル・センナ (Chloshicle Sennagh)

補足:ファンタジー職業シリーズ/託宣者

 

 鎌爪型では爪だったものが完全な鎌型となり、その鎌は精神までをも刈り取る。


▼腐廃型


テラーデ (Tellerdeh)

「清浄なる道を撲滅せしめるもの」

 

喰得原型:毒を孕んだ羊

モチーフ:羊、蜂

補足:十二支シリーズ/未

 

 空中をふわふわ漂い、そこにいるだけで知らぬ間に大量の有毒の粉をばら撒く。毒の効果はその場に応じて新たに作り出せる。攻撃が当たるとすぐに毛玉のようなものが散るがその毛玉には撒いた粉以上の毒を宿していて、本体の格闘能力は低いが近接戦闘は避けるべき形態。

 毒をメインとする形態で針となる部分にも毒を持つため、腕の爪もまた大きな毒針である。腹部の毒針も射出可能。毒が辺りに広まり甚大な被害を受ける前にケリをつけなければならず、相手に焦りを生ませるのもこの形態の恐ろしいところである。

 効果が及ぶ範囲は広く、どちらかというと集まった雑魚(在処偽音の主観)を一掃するのが目的で取られることが多い。また、何故か口調がオネエっぽく柔らかくなるが毒舌気味なのは変わらない。


▼腐廃型/疫禍式


テラーデ ・バァナシオン(Tellerdeh Bahnasion)

補足:ファンタジー職業シリーズ/研究者


▼風船型


バーン (Barm)

「まとわりつく風の中に漂うもの」

 

喰得原型:風を探す風船

モチーフ:鼠、テントウムシ、風船

補足:十二支シリーズ/子

 

 昆虫の羽根のついた小さな風船のような外見で、アドバルーンのように空中に静止して基本的にほとんど動かない。

 攻撃時には羽根部分を展開して無数の「子機」を射出し、一見すると普通のミサイルのようだが各子機ごとに全く違う動きをして飛び回り、相手を追尾し続けては数機でまとわりつく。子機は狭い範囲かつ強度の低い防御壁を張る能力を持っているが使用中は速度が落ちるため頻繁に使われることはない。

 だが鬱陶しいと何機も群がって来る子機を破壊したが最後、その場に毒ガスが一帯にばら撒かれる。風船型の最大の脅威はこれであり、これを知った者の動きを精神的に封じてしまう。

 また本体に攻撃しようと近づくのも罠で、本人の意志で破裂することも可能。

 本体自体の攻撃手段は目からの破壊光、尾、羽根の刃で回転しながら切り裂くなど。飛行能力自体は低いが、尾で人や物を持ち上げて運ぶのには適している。なお子機は味方のサポートや偵察に使用可能。


▼看破型


ヘナク (Henack)

「巨兵にして不可視の頂を看破せし者」

 

喰得原型:鎧のみを信じた甲蟲

モチーフ:カブトムシ

補足:七識シリーズ/眼識

 

 蟲殻形態の中では非常に硬い殻を持つ。素早さはそれほどでもないが、相手の動きを読むことに長けており思っていたより攻撃が当たらず厄介なところがある。防御においても毒の爪や角は威力を発揮する。